途上国などから商品を仕入れて、それを販売する。
団体のロゴが入った商品を作り、販売する。これらは典型的な商品販売の事業と言えよう。
厳しい表現になるが、非常にリソースがかかり、かつ、リスクもある事業なので余程の優位性が無い限りは、商品販売はお勧めしない。商品が売れ残れば、在庫を抱えることになるし、在庫品を置いておくスペースの確保も必要である。
年間の寄付収入が1億円を超えていて、知名度もそこそこある団体でさえ、商品販売で成功することは難しい。日本で最大のフェアトレード商品を扱う企業でさえも年商は10億円に届かないのだから。
冷静に考えて、イベントで特別に作るグッズなどは別にすると、チャリティー団体のロゴが入ってたTシャツやバッグを、自身で購入してまで所有したいと思うだろうか。
商品販売はやめておいた方が良いという流れは海外のチャリティー業界でも同様であり優位性がある場合やイベントでのグッズ販売などは除いて、新規で商品販売にチャレンジすることは避けた方がよいだろう。